新版ウォーハンマー・アンダーワールド — 4つのプレイスタイルとライバルデッキを紹介

スマートな変更が大幅に行われた、新版ウォーハンマー・アンダーワールドがやってくる。中核であるお馴染みのルールなどが改善され、新規プレイヤーにとっても、現役プレイヤーにとっても、さらにプレイしやすくなった。

我らがNickは、お気に入りの10個の変更点を早速挙げてくれた。一つは、ライバルデッキとウォーバンドのそれぞれが、4種類のプレイスタイルのいずれかに沿うようになったことだ。今や、経験豊富なプレイヤーによるプレイスタイルの“解読”に頼ることなく、あらゆるレベルのプレイヤーたちがすべてのウォーバンドとデッキで何をするべきか、把握できるようになった。

ライバルデッキには、攻撃型、確保型、統御型、適応型の4つのプレイスタイルが存在する。『ウォーハンマー・アンダーワールド:エンバーガルド』には、各プレイスタイルに沿ったデッキがそれぞれ存在し、あらゆるウォーバンドで使用することができる。君の使いたいウォーバンドでプレイしよう。

攻撃型デッキでは、突撃と攻撃のアビリティを使って君のウォーバンドを戦闘へと導く、勇敢で攻撃的なプレイができる。

『燃え盛る強襲』デッキは、エンバーガルドを旅するすべてのファイターたちを満たす、獰猛な怒りをかきたてる。「果敢なる奮闘」のような策略は、攻撃力を増強する一方で「回り込み」はファイターを戦いへ向かわせるか、退却させることができる。「​​鋭き眼」のようなアップグレードは、戦闘における正確性を向上させ、相手に攻撃を加えるのに役立つ。そして「決闘者」は、ファイターが再度攻撃を行える位置まで前進する場合、あるいはうしろに下がって反撃をかわす場合に役立つカードだ。

敵を倒すことに集中することで、「枝分かれする宿命」「首討ち」のようなカード、そして最終的に「撃滅」の目標を達成することができ、それぞれに伴って栄光ポイントを獲得することができる。

確保型で重点を置いているのが、戦場の支配、財宝トークンの確保、そして陣地の占領だ。

『熾火石の番兵』デッキにおいて、ファイターは財宝トークン(敵軍側陣地内にあるものや中立地帯にあるものも含む)を確保することを求められる。そのため、物影に潜むより、率先して行動する必要があるのだ。「いかさま」は財宝トークン同士を入れ替えることができるカードであり、「もう一歩、あともう一歩」は、ファイターと財宝までの距離をより縮めてくれる。一方で、「優れた脚力」と「獣のごとき力」のアップグレードは、位置を確保する場合と、その位置にファイターをとどまらせたい場合に役立つカードだ。

「慎重なる前進」は、敵陣地に侵入した報酬として、「鋼鉄の掌握」は、味方陣地と敵陣地のすべてのトークンを確保した報酬としてプレイヤーに栄光ポイントを与えてくれる。

統御型は、プレイヤーに独特なメカニクスとゴールを導入し、まったく新たなプレイ方法を切り開く。旧版と同様に機能するプロットカードが含まれているデッキもある。これは追加のルールを加えるカードであるため、統御型デッキに含まれていることがよくある。

『迫りくる大変動』のプロットカードはすべて、大変動値を向上することに重点を置いている。これは味方ファイターが、エンバーガルドの鉱山で大虐殺を引き起こしていることを表現するためだ。敵ファイターによる財宝トークンの確保を防ぐことと、敵ファイターを煽り、味方ファイターを戦死させることでこの数値は増加する。だが、数値が増加するのはバトルラウンドにつき1回限りのため、味方ファイターを戦死させる場合は、誰を犠牲にするかが非常に大切だ。

このデッキの多くのカードは、大変動値により勢力が増加する。「募る懸念」で敵を妨害し、「領域を叩き切れ」で相手にダメージを与え、「終焉は近い」で相手にパワーカードを破棄することを強いることができる。また、「破滅をもたらす者」はそれらのカードの有効性を最大限に引き出すのに役立つ。だが、「領域を叩き切れ」「終焉は近い」を含む、ある一定のカードは悪影響を及ぼすこともあるため注意が必要だ。これらのカードをうまく使うことが、大変動を生き抜く鍵である!

「巻き添え被害」のような目標カードは、トラッカーと連動して機能する。また、「破滅の拡散」などの達成を狙う上で生じる危険性を補う「油断禁物」カードもある。

適応型は、2種類以上のプレイスタイルを組み合わせたものである。戦闘と支配を同等に考える必要があり、イチかバチかのプレイスタイルを持っている。

戦場を駆け巡り、「荒らされた故郷」「褒賞の確保」、そして最終的に「領域を剥ぎ取れ」を達成するには、向けられた攻撃を切り抜けなければならない。

各ウォーバンドにそれぞれのプレイスタイルが用意されているが、どのデッキもあらゆるウォーバンドでプレイすることができる。そのため、特定のデッキと特定のウォーバンドのアビリティとの一番良い組み合わせを見つけるのは君次第だ。固有のウォースクロールカードにより、ウォーバンドが定義された今、それぞれのウォーバンドがあらゆるデッキに“ひねり”を加えることだろう。

「ジキットの穴掘り隊」と「熾火の守り人」は、どちらも適応型のウォーバンドである。そのため、ボックスのあらゆるデッキと相性が良いのだ。ウォーバンドとデッキを組み合わせることが新版の醍醐味となっている上、全員が同じデッキとカードを手に入れられるようになった。

デッキ構築が好きな人たちが取り残されてしまったわけではない。ネメシス形式のデッキ構築が、新版に帰ってきたのだ。この形式のデッキ構築については、ルールブックで定義されている。これについてはこちらの記事で解説を行った。また、これからの発売の指針となるロードマップが公開中だ。お楽しみに!

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