『キルチーム:スターターセット』 — スペースマリーン vs プレーグマリーン

10月初旬に、キルチームの新版が、ストアに、自宅に、そしてゲームクラブに降臨した。41千年紀で繰り広げられる小規模戦闘に、同じ内容は2つとない。『キルチーム:ハイヴストーム』のローンチボックスには、バランスの取れた競争的任務をプレイするために必要なすべてが含まれている。ベテラン指揮官たちにうってつけの製品だ。

だが、キルチームの道を歩み始めたばかりの人たちに向けたスターターセットもやってくる。戦術目標から隠密態勢に至るまで、さまざまな解説が記載されているぞ。このパッケージには、2つのチームを合わせた合計14体のプッシュフィット式ミニチュアが付属している。死の天使の威厳あるスペースマリーンが、プレーグマリーンの堕落した異端者たちに勇敢に立ち向かう。

『ウォーハンマー・ヒーローズ』のブラインドパッケージがシリーズ別で発売されたこともあり、スペースマリーンとプレーグマリーンの両セットが、近年入手困難になっている。だが、不快な湿った銃声を轟かせながら、彼らは戦場に戻ってくる。どちらも初心者にとってプレイしやすいようにデザインされているが、他のどの陣営とも真っ当に戦闘を繰り広げることができる強力なチームである。

64ページに渡る新たな入門用ルールブックは、新規プレイヤーが初めてのミッションを通して学ぶことができるよう、一からデザインされた。ミッションは簡単なものから始まり、進行するにつれその都度新しいコンセプトが追加されていく。最後の戦闘では、新しい知識をすべて試すことができるぞ。分かりやすい組み立てガイドも収録されいるため、組み立て作業が初めての人もそれに従って組み立てを行うことができる。完成イメージや伝承の断片も載っているぞ。また戦闘を始める前に、組み立てガイドの後に続く、各キルチームに関する詳しい伝承を読み、君のお気に入りのキルチームを見つけてみよう。

ハンドブックの最後には、キルチームの全容を少し体験することができる上級ルールと追加のミッション条件が収録されている。ルールのリファレンス・シートとトークンは、どちらのキルチームにも適用可能だ。その一方で、通常のキルチームで使用できる完全版ルールが、Warhammer Communityのウェブサイトからダウンロード可能になるぞ。

このセットが優れている理由はそれだけではない——特殊地形が一新されたのだ。妙に木製でできているかのように見えるのも当然だ。なぜなら、本当に木材が含まれているからだ。すぐに組み立てられる、この両面印刷式のMDF特殊地形が『キルチーム:スターターセット』に付いてくる。そのため、プラスチック製の壁や廃墟の数々を組み立てたりペイントしたりする必要がなく、すぐに初めてのゲームをプレイすることができる。

さらに、組み立てや設置が簡単なだけではない。平らに折りたたむことだってできるんだ。まさに板のようにね。段ボールでできた折りたたみ式の壁以来、最も持ち運びに便利な特殊地形となっている。ウォーハンマー40,000の第2版を覚えているウォーハンマーのベテランファンにとっては懐かしく感じるだろう。昼休みなどにポケットから素早くゲームを出してプレイしたい我々にとっては(Warhammer Communityのオフィスでは昼休みにプレイすることはよくあるため)、実に楽しみな製品だ。

『キルチーム:ハイヴストーム』のローンチセットが発売したが、日本での新たな『キルチーム:スターターセット』の発売の予定を知りたいのであれば、日本の公式ソーシャルメディアアカウント @WH_JPN をチェックしておいてくれ。

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