不死の軍団の壮大な覚醒を象徴する、トゥームキング・オヴ・クェムリの『ネヘカーラの軍団 アーミー増強セット』が発売される。これらの新しいミニチュアを詳しく知るべく、どのようにしてネヘカーラの軍団を蘇らせたのか、スタジオのリッチプリーストに話を聞いた。
クリスチャン:トゥームキング・オヴ・クェムリは、伝説の世界において必要不可欠な存在だ。かれらは、邪悪なネクロマンサーに仕えているただの不死の軍団ではなく、死者の砂漠の万軍を象徴している。数世紀前、〈偉大なる死霊術師〉ナガッシュの執念深い魔術によって、かつて偉大であったこの文明は崩壊し、不死の文明として覚醒した。それ以降、死者が生者の土地を汚染し続け、邪悪な支配者らによる終わりなき戦いが勃発した。
キース:昔に作られたオリジナルのトゥームキング製品の多くは、現代の技術とはまったく異なる方法で作られた。例えば、オリジナルのスケルトン・ウォリアーは、その時期のベーシックなウォーハンマーの骸骨とトゥームキングのアップグレードランナーを組み合わせていた。うまくいったけれども、その製品を再考することになると知ったとき、昔のアーミーブック——ウォーハンマー・ファンタジーバトルの素晴らしいアートに描かれた、その陣営特有の外観に近付けたいと思ったんだ。
イーサン:僕ら全員が、ミニチュアだけでなく、クラシックなアートに描かれたトゥームキングにも馴染みがあったんだ。アートの数はかなり多くて、どれも才能あふれるアーティストによって描かれたものだった。ネヘカーラの不死の軍団の外観や感情をよく捉えていて、ページ上でかれらに命が吹き込まれているようだった。ナガッシュも嫉妬するくらいだよ!最近のロイヤルヘラルドやリッチプリーストのキットのようにクラシックなミニチュアをアップデートさせて、トゥームキングの特徴を忠実に捉えたかったんだ。
ダン:トゥームキング・オヴ・クェムリのアーミーにはたくさんの兵がいることを頭に入れていた。多くの場合、特にスケルトン・ウォリアーやスケルトン・アーチャーのユニットの規模は大きいからね。だから、ミニチュアはより簡単に組み立てられるようにしたかった。さらに可能であれば古いキットよりも分裂したパーツの量を減らしたかったんだ。とりわけ新しいスケルトン・アーチャーは、ミニチュア1体につき、たった3〜4つのパーツで構成されている。でも、それぞれのランナーには多くのミニチュアが付いている。両方の歩兵キットには18体付属している。それに、ベースのディテールとして黄金虫やサソリ、遠い昔に崩壊した像の遺物もある。
クリスチャン:トゥームキングの戦士たちのアーミーに欠かせないのは、人間と馬の骸骨だ。だから、僕たちはどちらもより精巧に作り込み、解剖学的にも間違いのないようにこだわった。これらすべての製品において、ちょっとした個性を加えたんだ。歯や顎が無かったり、頭骨にヒビが入っていたり、欠けていたりする兵がいる。でも、かれら全員が一貫して持つものは、使命感だ。トゥームキングのアーミーは、思慮のないよろめくただの不死の軍団ではない。かれらには知性のひらめきがあり、はるか昔の、まだ熟練の兵士として生きていた頃の記憶に取りつかれている。今は冥界で自身の主に仕えているけれど、僕たちはかれらが生きていたときの兵士としての所作をミニチュアに表したかったんだ。
軽装の骸骨にしかすぎないが、トゥームキングの骸骨の戦士たちは威勢がよく堂々としていて、目的を持って盾と武器を備えているんだ。だから、かれらは武器を前屈みに持ったり引きずったりはしない。かれらにはある種の秩序と戦闘への心構えがある。
ダン:ちなみに、装甲は最も多く改善できた箇所の一つだ。頭飾りのほかに、古いミニチュアには装甲が不足していた。かれらの戦場での役割にインスピレーションを与えられて、僕たちはこれを修正したかったんだ。スケルトン・ウォリアーは、過去のものと類似した装甲の頭飾りを被り、そして過去に装備していた背の高い大きな盾を持ち歩いているが、胸部や胴体周りはネヘカーラの装甲の特徴をさらに捉えている。対して、スケルトン・アーチャーはより軽装で、顔にスカーフを巻き、胴体や腰のあたりには古びた布をぶら下げている。
イーサン:全体的に古びた見た目を残しつつデザインした。例えば、チャリオットに関しては、現実世界にある古代のチャリオットの標本からインスピレーションを受けた。より理解を深めるために、どのように作られたのか、残存しているものから時が経つにつれてどのように朽ちていったのかを参考にしたんだ。劣化した服や装甲、徐々に傷んできている盾の縁など、ミニチュアに古びた要素をたくさん散りばめることによって、トゥームキングのアーミーがたびたび乾燥した砂地の下で何世紀にもわたって眠っていたことを表現している。
チャリオットには、前方に搭載できるさまざまな装甲板から、くびきの装飾品、乗員の武器オプション、また、独自のチャンピオン、スタンダードベアラー、ミュージシャンを組み立てられる完全なコマンドまで、さらなる個性を与えられるオプションがたくさん備わっている。
キース:オールドワールドのユニットを際立たせてくれる要素の1つは、独特なコマンドグループだ。最前列の中央に立つスタンダードベアラー、ミュージシャン、チャンピオンは、ユニットに個性をもたらしてくれる。特にトゥームキングは決まって、非常に独特な旗と古代の楽器を持っている。旗に関しては、象徴的なデザインはそのままで、古代ネヘカーラの多くの神々の聖像学やどのように神々が崇拝されていたのかを調べた。頭骨や黄金虫、毒蛇、サソリなんかもたくさん用意している。デカールシートのスペースになる平らな箇所もあるから、ユニットに独自の個性を簡単に与えられるよ。生きていた頃の出身地である古代の都市や、かつて崇拝していた神々を表現することができるだろうね。
デカールシートと言えば、新しいキットは、神のプトラ、ジャフ、ソクト、アサフ、ゲヘブやさまざまなヒエログリフが描かれたデカールシートが含まれた初めてのトゥームキング・オヴ・クェムリのユニットなんだ。
クリスチャン:古代の青銅武器——飾り立てた槍や曲刀、反曲した弓、あるいはユニットのチャンピオンの斧や鎚——も、全体的に異なる時代からやってきた軍勢の印象があるけれど、それでもかれらが残してきた遺産のおかげでオールドワールドの戦場に馴染んでいる。トゥームキングの執念深い軍勢が戦場中を進軍しているところをあと少しで見られることが楽しみだよ。死から蘇ったクラシックなウォーハンマーの軍勢が、再び生者を相手に戦闘を繰り広げるなんてね!
新しいミニチュアにかけられた暗黒なる魔法を学べたところで、朗報だ!『ネヘカーラの軍団 アーミー増強セット』は土曜日から予約できるようになる。次回は『Arcane Journal – The River of Bones』に収録されている新ルールについて紹介していく予定だ。お楽しみに!
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