NOVA Openプレビュー — 新たなストームキャスト・エターナルが轟く稲妻とともに降臨する

ヘル・クラウンにおけるスケイヴンの勝利は圧巻であった。この鼠人らは、圧倒的大群を成しながら城塞都市に押し寄せ、ボロボロの戦旗を高々と掲げた。したがって、我々の報酬には、数々の新たなスケイヴンのミニチュアが用意されたが、その一方で、シグマーの選ばれし者たちはどうだろう?

戦闘が始まる前に、贖いし者トルヌスの神聖なる姿を目にしたが、秩序の大同盟に属する新たな闘士は彼だけにとどまらない……。

“見届ける者”イリダン

モールグリフのアリアックスに騎乗する“見届ける者”イリダンは、最後の越境の斧を振り回し、悍ましい敵を討つ。

アズィルの学者であったイリダンは、〈再鍛(リフォージ)〉を経たのち、ストームキャスト・エターナルへと変化を遂げ、記憶力が向上した。無数の年月にもおよぶ軍事戦略を思い起こすことのできるイリダンの能力は、間違いなくシグマーにとって重要な資産である。だが、必然にも凄まじい戦闘の記憶が回想されるこの能力は、イリダンを永遠に苦しめていた。

モールダの神殿へ巡礼したイリダンは、シグマーとイオヌス・クリプトボーンにしか共有されていない知識を授かった。この造詣をもって、〈再鍛〉の呪いに苦しむ同胞たちに、真の死を最初に与えた者となり、今やストームキャスト・エターナルが完全に我を忘れてしまう危険のある戦場へ派遣されるようになった。イリダンは、ストームキャスト・エターナルが死を迎えた時の顔を、一度たりとも忘れたことなどない。

ロード・ヴィジラント(モールグリフ騎乗)

〈寂滅の塔〉の統治者たちは、ロード・ヴィジラントとして名を知られている。看守兼指揮官を務めるこの者たちは、“嵐の眼”を超えた者たちだ。最も過酷な〈再鍛〉の呪いに支配される前の、静寂に包まれた瞬間を生きている。かれらは、死の神モールダの恩恵により妙に落ち着いた識閾の中、苦難に耐え続けている。

ロード・ヴィジラントの神聖な武器には、冷厳なる大鴉による儀式の炎の煌めきが封じ込められている。それは敵を灰へと焼き尽くしてしまうほどの凄まじい威力を持ち、生死の循環を腐敗させる者に対しての効力は特に絶大だ。

ロード・セレスタント

ロード・セレスタントになるということは、終わりなき戦争の重圧に耐え忍ぶということだ。その責務は、不死の戦士にとってさえも過酷に感じるものである。それにもかかわらず、ロード・セレスタントはその全員が比類ない戦闘員であり、鋭敏な戦術家であることを幾度となく証明してきた。

事もなげに部隊を指揮するロード・セレスタントは、戦いが最高潮に達すると、厭うことなく喜んで参戦する。新たなロード・セレスタントには頭部や武器の幅広いオプションが付属している。部隊を率いる君だけの生ける伝説を作り出そう。

ロード・レリクター

死を迎えた同胞たちの魂の安全を守る任務を担うロード・レリクターは、ストームホスト全員にとって特別重要な存在だ。かれらは、ストームキャスト・エターナルの存在を凌駕する永遠に近い生、死、回復の循環を象徴とした、黒く不吉な衣服を身に纏う。この陰気な姿とは裏腹に、ロード・レリクターは恐怖よりも希望を象徴する者たちなのである。

レリックハンマーで武装し、骸骨の軍旗を掲げるロード・レリクターは、シグマーの聖なる憤怒を呼び起こす聖戦士である。

ロード・テルミノス

『スケイヴンタイド』でデビューを果たしたロード・テルミノスは、屈強な斧に手をかけ、厳しい眼差しを周囲に向ける。戦闘中、この独特な英雄たちはルイネーション・チャンバーに随行し、〈再鍛〉の呪いから永遠に逃れることを望む同胞たちに、死という苦悩からの解放を与えるのだ。

テルミノスの刃——斧または処刑を下す剣の役割を持つ武器——を装備するロード・テルミノスには、〈寂滅の塔〉に奉仕するシグマーの不死の従者である記憶の供(メモリアン)が随行する。

リクルシアン

ルイネーション・チャンバーが召集される時、部隊の中核をなすのはリクルシアンだ。数えきれぬほどの〈再鍛〉により、この者たちの魂の大部分が削ぎ落とされてしまった。最も強力な魔法でさえも、その魂にはほとんど効果をもたらすことはない。

複数の新たなポーズと頭部が付属しているため、不屈のリクルシアンを3体作ることができる。さらに、戦闘中のリクルシアンの自我を守るため、2体のメモリアンも随行しているぞ。

ストームストライク・パラドール

ストームストライク・パラドールは、広域斥候隊でもなく先制攻撃を仕掛ける騎兵隊でもない。敵の一撃により戦局が暗転の前兆をあらわした時、かれらは同胞たちを援護するべく活躍する。

その時がくると、ストームストライク・パラドールは、戦いに断固として勝利する姿勢を見せる。重装により、ヴァンガード・チャンバーの繰り出す猛烈なスピードは制限されるが、代わりに強靭さが増すため、その騎手は白兵戦でより長い間戦い続けることができる。

到嵐の転移門

ストームキャスト・エターナルは、目も眩むような閃光を纏った稲妻の中、天空から戦場へと降り立つことを好む。しかし戦況によっては、増援部隊は目立つことのないよう戦場へ到達しなければならない時がある。到嵐の転移門(ストームリーチ・ポータル)は、シグマーの砦のように簡素な建物であるが、これは要塞ではなく、星の架橋の複雑な組織網に繋がっている魔法の門だ。すべての到嵐の転移門は、最終的にシグマラブルム——すなわち神王の王座——に繋がっている。

増援部隊はこの門から戦場へと確実に進軍できる上、その他の部隊にも迅速な回復や兵の再配置を行なうことが可能であり、〈定命の諸領域〉の主権を巡るシグマーの戦争を続行することができる。

これらすべてのミニチュアの情報やルールは、発売予定の『バトルトーム:ストームキャスト・エターナル』に記載されているぞ。

『バトルトーム:スケイヴン』と同じく、『Gamer’s Edition』も発売される。これには、ストームキャスト・エターナルの主要ルールすべてを網羅したカードと、ウォースクロール・カードが収録されている。バトルトーム新版の内容については、記事を準備中だ。定期的に情報をチェックしておこう。

新製品と並んで発売されるのは、リベレイターやプロセキューターなど、『スケイヴンタイド』に初登場したいくつかのユニットだ。さらに、3年前に『ドミニオン』ボックスで初登場したロード・インペラタントとナイト・アーケイナムに加え、『ウォーハンマー・アンダーワールド:ウィルドホロウ』に収録されていた、嵐盟団も同じく発売となる。

ウォーハンマー:エイジ・オヴ・シグマーの新版が登場したところで、ロードマップを読んでみよう。

最初にスタートを切ったスケイヴンに続くのは、ストームキャスト・エターナル、そしてこの記事で紹介したその他の製品すべてだ。さらに、意地悪で刺々しいが、止まることを知らぬ武装戦士たちの陣営も登場する——『バトルトーム:スレイヴ・トゥ・ダークネス』が、3番目に登場するバトルトームとしてリリースされるぞ。

ダークオースの部族に焦点を当てたスレイヴ・トゥ・ダークネスの新版スピアヘッドのボックスも発売される。それに続いて、2025年に発売を控えている製品は、オールク・ウォークランのスピアヘッド、そしてグルームスパイト・ギットのアーミーボックスと単品の新製品だ。死の大同盟に属する者たちのさらなる情報もゆくゆく発表されるぞ。ナガッシュは心が狭いかもしれないが、忍耐強い——君も新製品の発売を待っていてくれ!

この記事をシェアする

Read More

この記事のほかにも、こんな記事があります。