異端者が大地を踏み進軍する中、テンペストゥス・アクィロンは空から進軍する!

先週の記事では、ヴェスピッド・スティングウィングが、『キルチーム:ハイヴストーム』の戦いでどのような戦術を繰り出すかについて紹介した。今回は、かれらの宿敵、テンペストゥス・アクィロンについて解説しよう。高度な訓練を受けた死をも恐れないこの兵士たちは、人類最精鋭の特殊部隊であり、機動性に富むまったく新しい戦闘スタイルをキルチームのゲームにもたらす。

昆虫のような羽で飛び回り、自由に壁を飛び越えるヴェスピッドとは異なり、テンペストゥス・アクィロンはグラヴシュートを装備している。グラヴシュートとは、戦闘機や高層建築物から降下する兵士の落下速度を遅め、指定された着陸地点に誘導する巧妙な装置だ。特務機動部隊(ミリタルム・テンペストゥス)の全隊員がグラヴシュートによる展開を実行できるが、テンペストゥス・アクィロンはこの危険な戦術を芸術の域にまで高めている。

降下戦術」のアビリティは、優れた近距離射撃技術に一か八かの戦術と威勢の良さを組み合わせた、チームの戦闘スタイルの中核をなす。チームを1つの分隊としてキルゾーンに展開するのではなく、特務兵の3分の2を降下グループとして割り当て、上空や高く伸びるパイプの端などの離れた場所からミッションを開始することができる。特別ルール「グラヴシュート」を使えば、降下する際に垂直距離を無視することが可能だ。

またこの降下グループは、該当の特務兵が命令を実行する際、キルゾーンに配置された2つの降下マーカーと連動する。

このように降下マーカーを割り当てる。割り当てた降下マーカーは、第1ターニングポイントと第2ターニングポイントの戦略フェイズ中に、それぞれ4mv移動させることができる。上空にいるテンペストゥス・アクィロンのうち、命令を実行する特務兵は、いずれかのマーカーから水平距離に3mv以内のキルゾーンに配置することができる。ただし、特務兵はこの命令において、配置転換アクションを1回実行したものとみなされる。このアビリティにより、複雑な特殊地形の最も高い場所に特務兵を配置することができ、『キルゾーン:ギャロウダーク』のミッションでは、厄介な部屋の壁の後ろに配置することも可能だ。つまりアクィロンには、敵の配置を攻略し、自軍の特務兵を有利な場所に配置できるという、比類ない自由があるのだ。

この強力な配置能力には制限がある。第2ターニングポイントと第3ターニングポイントの準備ステップで、マーカー1個が取り除かれるため、降下の選択肢が少なくなるのだ。さらに、第1ターニングポイントの終了時までに、半数以上の特務兵がキルゾーンに配置されていなければならない。

「降下戦術」を行なったあとの速攻突撃は、テンペストゥス・アクィロンの中心的戦術だ。この戦術をサポートするため、戦略策略や戦闘策略の数々では、射撃能力を高めることに重きが置かれている。「光芒一閃の強襲」では、最初に命令を実行する数体の特務兵の能力を最大限に高めることで、ターニングポイント中の勝機をつかむことができる。一方、「決死の降下」では、キルゾーンに着地したばかりのアクィロンが近距離にいる敵に対して発砲する際に、リロールできる機会が十分に与えられる。

精鋭の兵士からなるキルチームにふさわしく、標準的なアクィロン・トルーパーでさえも、ユニークなスキルを持っている。トルーパーは配置の達人だ。配置される場所がキルゾーンであれ上空であれ、柔軟な能力を活かすことができる——配置転換フリーアクションを得たり、他の特務兵よりも降下マーカーから離れた場所に降下したりすることが可能だ。

これらすべてが相まって、テンペストゥス・アクィロンは技術的に高度なチームとなる。特務兵を降下させる時と場所を熟知し、戦況を変えるアビリティを発動するのに適切なタイミングを見極められる指揮官に最適なチームといえる。中には、ミニチュアを配置する前に降下マーカーを移動させることができる装備「降下探査器」のように、プレイヤーの能力をさらに引き出すものもある。または、「遠隔監視官」を使用して、単純に先制権を得ることが、ゲームの勝利につながる最善の方法である場合もある——プレイヤーにとって有利に働く賭けとなるだろう。

来週は、大山塊弩砲(マッシーフ・バリスタス)の影響下にある街や、新しい装備品に関する興味深いルールなどについて紹介する。君もニュースレターに“降下”して、『キルチーム:ハイヴストーム』のさらなる情報を受け取ろう!

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