『キルチーム:ハイヴストーム』のルール紹介 — ヴェスピッドの羽と武器は見せかけではない!

『キルチーム:ハイヴストーム』には、高所を飛行できる2つのキルチームを再現した、素晴らしいミニチュアが収録されている。そんな飛行に長けた特務兵たちから想像できるように、今回、スリル溢れるルールとともに、まったく新しい戦闘手法がゲームに取り入れられた。垂直方向に関するこの新たな手法は、ヴェスピッドのルールを見ればわかりやすい。破壊的な新兵器を携え、重力をも気に留めることのない、火のカーストの兵舎から到着したばかりの戦士たちを解説していこう。

ヴェスピッド・スティングウィングは、これまでで最も機動性の高いキルチームのひとつだ。キルゾーンの上空を「飛行」するという天性のアビリティは、多様なルールの中心となっている。このアビリティは、新版のルールがより明確で簡潔であることをよく表している。というのも、特殊地形の高さや確保範囲などに対する例外を何行にもわたって書き並べ、通常の移動かのように扱われていた今までの飛行ルールとは異なるからだ。ヴェスピッドの「飛行」アビリティでは、単純に特務兵を取り除き、移動範囲内に配置するだけでよい。*

このアビリティにより、ヴェスピッド特務兵は、特殊地形内やその周辺において、今までにないほどの敏捷性を発揮する。壁が介在するかどうかや、​​登攀可能な場所があるかどうかを考慮する必要がないのだ。また、動きの遅いチームを狙って仕掛けられた罠を巧妙に回避することもできる。しかし、「飛行」は他のほとんどのゲームルールに従うため、確保範囲に入るには突撃することが必要となる。

ヴェスピッドは、羽を移動手段として使うだけではない。その羽音が、武器のニュートロン結晶内に奇妙な共鳴を引き起こし、装甲を貫くエネルギーを放つのだ。ゲームでは、特務兵が同一ターニングポイント中に移動または「飛行」を行なった場合、このエネルギーが強力な「貫通1」ルール**として再現される。つまり指揮官は、行動力(AP)を移動に費やして銃をパワーアップさせるか、他のミッションアクションを実行するかといった、難しい選択を迫られることになる。

スティングウィング・チームは、戦闘において自己完結的かつ積極的であるにもかかわらず、タウの特殊指令師との意思疎通には問題がある。この戦略的格差を埋めるため、スティングウィングは、ストレインリーダーが装備する最先端技術の精神共有兜(コミュニオン・ヘルム)に頼っている。通信担当からの冷静な指示がなければ、ヴェスピッドは攻撃的で好戦的な性質に戻る可能性があるのだ。また、この戦士たちは素早い展開の任務に送られるため、最精鋭の指揮官であっても、一度にすべての特務兵を統制するのは困難なのである。

ヴェスピッドの集中力を高め、任務を遂行させるためには、絶え間ない努力が必要だ。これをゲーム内でも再現するため、「念話ポイント」が取り入れられた。特務兵が、ミッション目標や真近にはいない敵に対して注意を向けるためには、このポイントを割り当てなければならない。

柔軟な移動と司令制限の組み合わせにより、ヴェスピッドは戦略的な意思決定能力と配置能力を備える。これに加え、致命的な火力を放つこともできる。プレイヤーは、達成感に溢れた戦術的なキルチームを体験できるだろう。最も基本的なウォリアーでさえ、クリティカルヒットが保持されるたびに、追加のダメージを与えることができる「撃滅2」のルールを有する銃を装備している。特務兵の中には、ニュートロン・レールライフルやニュートロン・グレネードランチャーのような武器を持つ兵もいる。これらの武器を使えば、攻撃対象に対してターンごとに一定のダメージを与えることができるぞ。

スティングウィングが持つダメージ量はすでに十分であるため、陣営装備では、他のアビリティを向上させることに重点が置かれている。装備といえば、新版のキルチームでは、装備品を選択する際に、プレイヤーが記録をつけておかなければならない装備品ポイントを消費する必要がなくなった。代わりに、自身の陣営が装備可能なアイテムから、4種類を選ぶだけでいい。手軽で簡単になったぞ。

ヴェスピッドは装甲から注入される複数の刺激剤を利用して、感覚を研ぎ澄まし、羽の動きを加速させ、恐ろしい戦いの怒りを誘発する。「集中刺激剤」のアビリティでは、念話ポイントを使用せずにミッションマーカーを取得することができるため、念話ポイントが不足している場合に勝敗を分けることになるだろう。「神経刺激剤」を素早く注入して、可能な限り多くの念話ポイントを獲得するのも良い。

ヴェスピッド・スティングウィングはそのスピードと飛行能力を駆使し、『キルチーム:ハイヴストーム』のミッションで戦いが繰り広げられる、混沌としたキルゾーンを支配することができる。ミッションについては、近々紹介する予定だ。それまでは、明日公開される短編物語で一息つくのはどうだろう。テンペストゥス・アクィロンがついに異種族の敵との戦いに挑む様子が描かれているぞ。人類独自の降下部隊については、来週紹介する。お楽しみに。

*『キルゾーン:ギャロウダーク』で戦っているのなら話は別だ。ヴェスピッドでさえ、閉ざされた天井を掘り進むのは難しい。

**これは、旧版で言う『貫通』の武器アビリティに対する、新しい名称だ。

死を招く羽ばたく戦士 — キルチーム #NewKillTeam
タウ・エンパイアはヴェスピッド・スティングウィングの特務兵を極秘任務に送り込んだ! “羽ばたく”戦士たちの新しいミニチュアの詳細については、https://ow.ly/ftz150TcbTf をチェックしよう。

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