〈帝国〉の戦争で前線に立つのは、何十億もの防衛軍兵士と [検閲] スペースマリーンである。その一方で、内部から〈帝国〉を守っているのは、有力かつ神秘的な存在である異端審問庁(インクィジション)だ。誠実な市民の大多数は、異端審問庁という名を聞いたことも、ましてやその特務工作員が任務を行っている姿など目撃したこともないと言うだろう。だが、その存在を聞いたことのある少数の者たちは、異端審問庁がもつ、目に見えぬ力の恐ろしさを知っている。その特務工作員たる異端審問官(インクィジター)たちは、自身の持つ能力、そしてなによりもその確固たる意志をもって、皇帝陛下の名の下に、いかなる惑星をも滅ぼすほどの権限を持つのだ。
この異端審問官たちが自ら戦場へ赴くことは滅多にない。だが、必要とあらば、審問官たちはいかなる軍事力も動員することが可能である。より大規模な帝国軍と連携し、裏で活動する者や、複数の支援部隊を統合させ、軍団を編成する者もいる。詳細については、新発売の『コデックス:インペリアル・エージェント』を読んでみよう。
ということは、『コデックス:インペリアル・エージェント』は2通りの方法——異端審問庁の特別協力部隊を君のアーミーに加える方法、あるいは異端審問庁に特化した軍勢を独自に作り上げる方法——で使用できるということだ。
インペリアル・エージェントの既存ルールを使い慣れているプレイヤーなら、「配属エージェント」のアーミールールには見覚えがあるだろう。これは、このコデックスに収録されているユニットを一定数、他の帝国アーミーに加えることができるルールだ。インペリアル・エージェントのロスターは、純血の団(オルド・ゼノス)、鉄鎚の団(オルド・マレウス)、粛清の団(オルド・ヘレティカス)の戦闘力を高めるために拡張される。また随行ユニットにはデスウォッチ・キルチームが加わるぞ。
新しいコデックスには、ウォッチマスター、コルヴス・ブラックスター、そして復帰を果たした監視中隊長アルテミスも収録されている。そのため、指揮官、スカッド、兵員輸送が揃ったデスウォッチの完全部隊を、あらゆる帝国アーミーに編入することができるぞ。デスウォッチ・スペースマリーンの完全編成アーミーを使用するプレイヤーでも、心配はいらない。というのも、デスウォッチに特化したユニットは、黒装束のインターセッサーやターミネイターとして、スペースマリーン・アーミーに追加可能だからだ。『コデックス:スペースマリーン』の基本ルールとデタッチメントを、『コデックス:インペリアル・エージェント』のさまざまな特務戦闘員と組み合わせて楽しんでみよう。
新たな徴用戦力には、グレイナイト・ターミネイターとバトルシスター*のスカッドも登場する。精神を導くプリーストや、航行を指揮するナヴィゲイターも加わるぞ。
上記で紹介した方法ではなく、インペリアル・エージェントで全アーミーを編成させたいのなら、コデックスに収録されている新たな4つのデタッチメントを使ってみよう。それぞれ独自のデタッチメントルール、策略、強化を加えることができるぞ。これらのデタッチメントを使うことで、編入可能なユニット数に制限がなくなり、異端審問庁の完全軍勢を使用することができる。これらのデタッチメントのうち3つは、主要な異端審問庁の各団をもとに構成されており、残りの1つは帝国宇宙軍の多大な支援を受けている軍勢を表している。
帝国宇宙軍艦隊のデタッチメントには幅広い支援オプションが用意されており、これらを使って、再編成や負傷の回避、白兵戦が行える。策略の対象となるユニットの制限が比較的少ないため、インペリアル・エージェントのアーミーを思う存分堪能するにはもってこいだ。この方法を使えば、ローグトレーダーやインクィジターなどとともに、アサシンを戦いに用いることが可能だ。また、ネイヴィー・ブリーチャーやアルビテス・エンフォーサーたちは、「いかなる犠牲を払っても」確保すべき重要な作戦目標を見極めることができるぞ。
インクィジターは、さまざまな種類のユニットに対応できる多彩な指揮官だ。インクィジターが有する「ロゼットの権能」アビリティでは指揮ポイントを回復させることができ、「祝福されし加護」では【スペシャルセーヴ値】6+を得ることができる。
新しくなったのは何もルールだけではない。『アーク・オヴ・オーメン:ライオン』を読んだことがあるなら、〈蛇竜の森〉周辺で起こった騒動の後、ある異端審問官が活動を再開したことを覚えているかもしれない。異端審問官卿トルケマーダ・コテアズに仕える特務工作員は数多くいる。だが、コテアズが保有する、巨大なディーモンハンマーを用いた応戦が必要とされる時、彼は煌めく巨大な機動装甲服(パワーアーマー)を身に纏い、自ら戦場へと赴くのだ。
3つの新しいバトルフォースのボックスには、異端審問官卿トルケマーダ・コテアズに加え、純血の団、鉄鎚の団、粛清の団に適した多様なユニットが含まれている。『コデックス:インペリアル・エージェント』のデタッチメントを始めるには打ってつけだ。新発売のコテアズは、『鉄鎚の団』のボックスで手に入る。
クルセイド・ルールを使用すると、帝国エージェントのキャラクターを1体でも含む征戦軍があれば、秘密作戦を行なうことができる。そのため、エージェントのみで構成されたアーミーを戦場に送り出す場合でも、君の帝国陣営にサポートとしてエージェントのアーミーを加える場合でも楽しむことができる。このルールはテーマ性が高く、その良さを十分堪能することができる。また補足情報もたくさんあるため、秘密作戦についてはまた後日話すこととしよう。
そして最後に、グレイナイトのプレイヤーたち、心配する必要はないぞ。ディーモン狩りの征戦に君たちのターミネイターを送り出す機会はこれっきりではない。グレイナイトのコデックスが来年発売される予定だからな。だが、タイタンの騎士が地平線の彼方に輝く甲冑を覗かせるまで、まだ発売を控えている陣営がいくつか残っている——待っていてくれ!
* 粛清の団のバトルシスターには、イモレイターとライノが用意されている。
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