エンペラーズ・チルドレンのプレイ方法を紹介

エンペラーズ・チルドレンが数十年ぶりに登場する日が目前に迫り、我々はウォーハンマー40,000の真の達人にアドバイスを聞いてみることにした。ウォーハンマー40,000のプレイ方法を教えているVanguard TacticsのStephen Boxが、この新陣営に関する注目点について詳しく説明してくれたぞ。

ウォーハンマー40,000の中で、エンペラーズ・チルドレンほど魅力的な大逆兵団は数少ない。かつて完璧を求める高貴な戦士たちであった彼らは、スラーネッシュのもとで放埒と狂気を受け入れ、とても独特な存在となったんだ。この戦士たちは、俊敏さや正確性、破壊的な音波兵器で有名だよ。今回登場する新しいコデックスには、彼らの特徴的な戦闘スタイルを表現したエキサイティングな新ルールが収録されている。エンペラーズ・チルドレンが再びスポットライトを浴びることになるね。

特に注目すべきことは何かって? フルグリムだね。彼が持つ「スラーネッシュの総魔長」アビリティのおかげで、アーミーの戦略にまったく新しい側面が加わるんだ。このアビリティを使用すると、対戦相手のターン中に以下の3つの防御アビリティの中から1つを選ぶことができる:

  • フルグリムを対象とする攻撃のヒットロールは-1の修正を受ける
  • この兵は「先手」アビリティを得る
  • 近くにいる敵ユニットの退却を困難にする


このアビリティのおかげで、フルグリムは対戦相手にとって厄介な存在になる。加えて、プライマークである彼の攻撃のダメージ量は非常に大きいよ。

スピードと柔軟性

エンペラーズ・チルドレンの特徴は、致命的な中距離射撃と残忍な白兵戦を駆使した、機敏かつ攻撃的なプレイスタイルだ。彼らのアーミー・ルールである「興奮の追求者」は、まさにこの特徴を表していると言える。全力移動または退却を行ったターンであっても、射撃や突撃を宣言できるんだ。この柔軟性によって、エンペラーズ・チルドレンは、不都合な場所で身動きができなくなってしまうといったことがなく、それどころか自分のターンのたびに敵に圧力をかけ続けることができるんだ。

それに、もし対戦相手が君の重要なユニットを白兵戦に留めようとしても、そう長くは続かないさ。エンペラーズ・チルドレンは白兵戦から離脱し、射撃や突撃を行い、勢いを維持することができる。ノイズマリーンを再配置してより良い射撃地点を確保したり、白兵戦ユニットを突撃させたりなど、「興奮の追求者」ルールによって、このアーミーは常に動いていられるんだ。

ただし、このアーミー・ルールには制限がある。同じフェイズ中に自軍の他のユニットが攻撃または突撃した敵ユニットを攻撃対象として選択できないんだ。また、白兵戦から退却したユニットは、その白兵戦に参加していた敵ユニットを攻撃対象として選択できない。つまり、作戦の手順を前もって考えておくことが重要になる。僕からの最も重要なアドバイスは、最初に全力移動したユニットで攻撃と突撃を行い、次に全力移動しなかったユニットで追撃することだ。

デタッチメント:さまざまなプレイ方法

エンペラーズ・チルドレンには、さまざまなプレイスタイルが楽しめるユニークなデタッチメントが6つ用意されている。スピード、白兵戦、射撃火力など、それぞれ異なる強みを発揮することができるよ。スラーネッシュのディーモンを編入してアーミーをさらに強力にするのもいい。

エンペラーズ・チルドレンの魅力が最大限に引き出されている、僕のお気に入りのデタッチメントをいくつか紹介しよう。

変幻自在の軍団」は、スピードと攻撃のタイミングが特徴のデタッチメントだ。全力移動ロールをリロールできるから、自軍はかつてないほど素早く動ける上、戦闘をコントロールし、バトルのペースを決められる。

おすすめの強化
  • 苦痛への没入:初期兵数未満の敵ユニットに対するヒットロールは+1の修正を受ける。これにより、消耗戦を有利に進めることができるんだ。ノイズマリーンに[連続命中1]を与えるロード・カコフォニストにとって、この強化はさらに効果的だね。
  • 陶酔の香:装備者のユニットが、高い【攻撃力】を持つ白兵戦攻撃の対象となった場合、その攻撃のウーンズロールは-1の修正を受ける。つまりユニットの耐久性が大幅にアップするんだ。ロード・カコフォニストとターミネイターに対してとても効果的な強化だよ。作戦目標を確保し続けるのに役立つはずだ。
おすすめの策略
  • 激烈なる放埒:白兵戦で[連続命中1]のアビリティを得られる。ヒットが多くなればダメージも大きくなるということだ。特に白兵戦に特化したユニットに効果的だよ。
  • 昏き貴公子を讃えよ:全力移動の際、自動的に6mvの距離が【移動力】に追加される。ノイズマリーンを最適な射撃位置に配置するのに役立つ策略だ。彼らがライノから降車するときは、1回のターンで15mvの距離を移動できる。戦術を仕掛けるのに最適だね。
  • 禍々しき活力:敵が自軍ユニットの9mv以内で移動を終了した場合、その対応として自軍ユニットは6mvの移動を行える。この策略は、危険から逃れるのにとても便利だ。遮蔽物の後ろに隠れたり、反撃のために再配置したり、ユニットの安全を保つために兵員輸送車に飛び乗ることもできる。

機動性や移動の術を向上させたり、積極的に戦場を支配したいなら、この「変幻自在の軍団」のデタッチメントをおすすめする。戦いの一歩先を見据えて強力な攻撃を放てる上、配置を変えて最大限の威力を発揮することもできるんだ。

次に紹介するのは、「至極の剣士隊」のデタッチメントだ。僕の一番のお気に入りと言っても過言ではない。このデタッチメントは、精鋭戦士による白兵戦に特化したものなんだ。ディーモンプリンスやフロウレス・ブレイドなどの強力なユニットが好きなら、これがおすすめだよ。

ユニットが突撃したターンで、自軍は[会心ヒット]または[連続命中1]のアビリティを選択できる。つまり、ヒットロールで出目6が出た場合、その攻撃は、自動的にウーンズロールにも成功するか、追加でヒットをもたらすことができる。耐久力の高い敵や大群に対して素晴らしい効果を発揮すると思うよ。

おすすめの強化
  • 神速の剣技:バトル中1回限り、装備者が属するユニットの兵は「先手」アビリティを得る。これは戦略に非常に有利に働くよ。特に作戦目標を確保しているユニットにとっては効果的な強化だ。 何があっても先制攻撃を仕掛けられるから、敵は突撃しにくくなる。
  • 捻じ曲げの刃:装備者が装備している白兵戦武器の【攻撃回数】と【ダメージ量】は+1の修正を受ける。これはインフラクターを率いるロード・エグザルタントに最適な強化だ。 白兵戦において完全に獣となれるからね。ゲーム中に1度だけ使える彼のアビリティとあわせれば、なおさら効果的だ。
おすすめの策略
  • 死の悦楽:「死に際の白兵戦」ルールだよ。使用する場合は2CPを消費する。 CPコストは高いけれど、適切なタイミングで使えば非常に強力だ。最低1CPが残った状態で自軍のターンを終えるといい。そうすればこの策略を次に使えるからね。
  • 残虐なる剣士:突撃後の白兵戦で【貫通値】が向上する。この策略を使えば、インフラクターの【貫通値】が-2になって、敵にとってさらに手強い存在となる。ロード・エグザルタントと組み合わせれば、敵を切り裂けること間違いなしだ。
  • 弱卒の根絶やし:敵ユニットが退却移動を行ったあとに、自軍が突撃できる。自軍のユニットを白兵戦に留めておけるため、敵の反撃を避けることができるんだ。この策略を「先手」アビリティと組み合わせるとベストだよ。もし敵が再び突撃しようとしたら、その敵は大変な思いをすることになるだろうね。

柔軟で戦術的な切れ味を持つ白兵戦が好きなら、この「至極の剣士隊」のデタッチメントがおすすめだ。どんな状況にも適応できる戦略に溢れている。精鋭の敵に挑むにせよ、大群を一掃するにせよ、このデタッチメントを使えば、鋭く効率的で致命的な白兵戦部隊を活躍させられる。

まとめ

『コデックス:エンペラーズ・チルドレン』には、エキサイティングな新しいプレイ方法がたくさん載っている。スピードや機動性を重視するプレイヤーも、正確で激しい白兵戦を好むプレイヤーも、それぞれのスタイルに合ったデタッチメントを見つけられると思うな。

Stephen、ありがとう。上級編の戦術的アドバイスが欲しいなら、Vanguard TacticsのYouTubeチャンネルをチェックしよう。新しいエンペラーズ・チルドレンを使ったゲームや、コデックスの詳細なレビューが紹介されているぞ。

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