『ウォーハンマー40,000』最新版、登場

舞台

群巣艦隊リヴァイアサンがバアルで撃退された、などと本気で信じていたのかい? あれは単なる先遣集団に過ぎず、今やその本体が到来したのだ——しかも、さらなる進化を遂げて。

無数の戦場にその力を割かざるを得ぬ〈帝国〉は、この脅威に対して丸裸となってしまった——この脅威は、銀河の予期せぬ位置から攻め寄せたのだ。かつてリヴァイアサンとみなされていたものは、その本体からすれば実に小規模な勢力であり、侵攻の端緒に過ぎなかったのだ。銀河西域に群がる史上最大の群巣艦隊は、あたかも生きた黙示録さながらの徹底ぶりで無数の惑星を荒廃させ、防衛体制を根幹から突き崩している。

〈帝国〉の全戦力を結集できぬまま、指揮官たちは津波のごとく果てしないティラニッド群集団を少しでも押し留めようと精鋭部隊の派遣を命じ、敵の司令系統たるシナプス個体を排除し、反撃体制が固まるまでの貴重な時間を必死に稼ごうとしている。

そしてスペースマリーン戦団の精鋭部隊とは、他ならぬ第一中隊だ。
ああ、その通り。ターミネイターが帰ってくる!

ちなみに、これらのターミネイターはプライマリスではない。ベリサリウス・カウルでさえも、この古き神聖なる甲冑一式には改修の余地を見出せなかったのだ。むしろ古参と呼ばれるスペースマリーンたちは、皆このタクティカル・ドレッドノートアーマーの着装という名誉をかけて戦ってきた。すなわち、崇敬の対象となるこのセラマイト装甲に身を包むのは、ティラン戦役と〈揺るがざる征戦〉に身を捧げた歴戦の猛者たちに他ならない。

 

ミニチュア

新規造形ミニチュアの登場を信じてほしい——凄まじいボリュームの新製品が発売されるからね——ひいき目に言っても、これは過去最高のウォーハンマー・ボックスセットだ。

この最高のユニットをチェックしてほしい。

突撃の先陣を担うのは、洗練をきわめた新たなスペースマリーン・ターミネイターだ。この死の化身はスケールと造形に改良を加え、理想的な姿へと完成した。ティラニッドがもしも恐怖を感じることができるなら……彼らを本気で怖がるはずだ。

最新版においては、ティラニッド・アーミーに関しても大幅な刷新とリフレッシュが行なわれる——過去最高のね! 群巣意識体はお馴染みのモンスターたちをより洗練させるのに忙しかったらしい。新規造形のおぞましい個体群が、今にも姿を現そうとしているんだ。

ティラニッド・アーミーを形成する小型の個体群はどうだろう? ちっぽけなターマガントでさえ、こんなに強そうになったよ。

この他に、最新版のスタートセットに何が入っているかを知りたいなら——壮大なムービーを丁寧に見返してみることをおすすめする。

 

ゲーム

ゲームプレイの面では、いくつか大きな変革がなされている。最新版のために、全面的に見直された部分があるんだ。

『ウォーハンマー40,000』は楽しいけれど、複雑過ぎる面があること。新しくゲームを始めた人が覚えてゆくべき情報が大量にあること。そして特に多かった声が、策略が多過ぎてアーミーの選択に迷ってしまうということだった。その声に耳を傾けた我々は、最新版をより平易にするべく努めた——だが、それは内容を単純化したわけではないんだ。

『ウォーハンマー40,000』は楽しいけれど、複雑過ぎる面があること。新しくゲームを始めた人が覚えてゆくべき情報が大量にあること。そして特に多かった声が、策略が多過ぎてアーミーの選択に迷ってしまうということだった。その声に耳を傾けた我々は、最新版をより平易にするべく努めた——だが、それは内容を単純化したわけではないんだ。

こうした改善はあらゆる面に及ぶ——ターンの構造、アーミーの選択、指揮統制、地形、ミッション、キャラクターとユニットの合流で得られる相互作用、その他にもたくさんある。このリストはこの後もどんどん伸びるし、その全貌が明らかになるのも間もなくだ。

 

僕の(私の)アーミーとコデックスはどうなるの?

おそらく、最大の変化は最新版のデータシートだ。
現在のデータシート上にある主要情報の記載方法が変わる。我々はまた、今回の変革を『ウォーハンマ−40,000』の全ユニットの能力値を再計算するチャンスとして活用した。

その通り、あらゆるユニットが新たなルールを持つ。従って、あらゆるアーミーが最新版の公開初日から生まれ変わることになる。

この大幅な刷新はまた、ゲーム全体の致命性と継続性を見直すチャンスとなった。そして、版が更新される場合以外では決して行なわない、一斉バランス調整も実現した。

例を挙げよう。これで変革の片鱗が見えるだろう。

それから、こんな声も聞いた——そんなにたくさんの本と一緒に、ミニチュアをゲーム会場に運べないよ、とね。了解。

最新版公開の初日、40Kの全データシートは無償ダウンロード可能となる。これは携帯性の高い便利なカードデッキ形式となる。みんなの陣営とアーミーのルールも、ほんの数ページで済むよ。

全体的に、より簡便に、コンパクトに、効率的に生まれ変わった——それでいて驚きと興奮に満ちたゲームを楽しめるんだ。

アーミーの選択も同様にすっきりしたものになる。陣営を選択し、ウォーロードを決め、好きなユニット——ただし、一種類につき三個まで——を投入する。それだけでいいんだ!

もはやアーミーに編入するユニットを兵科別に選ぶ必要もなければ、指揮ポイントの不足を警戒してあれこれ悩む必要もない。シンプルで自由な、テーマや個性に重きを置いた編成など、あらゆる楽しみ方に通じる仕様となる。.

ルールやアーミーに関するこうした大幅な変革は、現行コデックスの引退を意味する。旧ルールは新ルールにおいて機能することはない。だが、最新版発売時には、全ユニットのルールがオンラインで利用可能となる。

だからと言って今すぐコデックスをゴミ箱に投げ込むことはしないでほしい——もう何ヶ月かの間、現行版でゲームを楽しむ時間はあるし、みんなの手元にあるコデックスは、みんなのアーミーにとっての尽きせぬ知識とアイデアの宝庫であり続ける。コデックスごとの更新まで、しばらくは時間がかかるからね。

いずれコデックスは無償ルールに置き換えられるが、個別対応のシステムと派閥ルールのおかげで、再びゲームの複雑さが高まることはない。効率的なのは、自軍ユニットのデータシートと見開き2ページの自軍アーミー・ルールだけで済むことだ。コデックスでも、カードでも、電子書籍でもそのボリュームは変わらない。そこに追加されるべきは、プレイしたいミッションのデータだけだからね。

一つ例外がある。『アーク・オヴ・オーメン』書籍シリーズと「艦内遊撃隊」は継続される。従って特異航宙体の浄化作戦は最新版以降も継続可能だ。

同様に、ナラティヴゲームを通じて永遠の征戦士たちを大軍勢へと成長させ、彼らのクルセイド・アーミーを最新版のゲームに投入することも可能だ——そのためのルールも用意されている。

 

新たなプレイ方法:コンバット・パトロール

クルセイドとマッチプレイへの新たな支援も継続される。最新版40Kは、新たなプレイスタイルとしてコンバット・パトロールも登場する。

これはコレクションとゲームを簡単に始められるようにデザインされたシステムだ。プレイヤーたちはお互いに、編成指示に従ったバランス調整済みのアーミーで対戦する。そう、もうおわかりの通り「コンバット・パトロール」ボックスセットがそのままアーミーとなるんだ。

これは初心の友にとって最適な『ウォーハンマー40,000』の簡略化版だ。だが、これは誰にとっても最速で新アーミーを始める絶好のチャンスとなるだろう。一度もダイスロールをせずに、2,000ポイント分のミニチュアをペイントする必要はなくなるのだ。いくつものホビー・プロジェクトの間を飛び回る、移り気なホビー・バタフライを自認する人々にとっても朗報となる——ただ一つのアーミーにこつこつと打ち込むよりも、いろいろなアーミーのおいしい部分を味わえるからだ。

すべてが一つに集約されている——この夏は『ウォーハンマー40,000』にとって実にエキサイティングな季節となるだろう。

これは氷山の一角に過ぎない。大きな変革と陣営ルールに関するより深い洞察は、このウォーハンマー・コミュニティで、今後数週間にわたって紹介してゆく——スタートボックスに含まれる瞠目のユニットに関する情報も含めてね。

さあ、しばらく目が離せない日々が続く。さらなる情報満載のニュースレター登録をおすすめしよう。

*属性キーワード:バトルラインを持つユニットは最大6個まで選択できる——従ってスペースマリーンの戦闘中隊丸ごと一つを再現したいという夢は変わることなく実現できる。

この記事をシェアする

Read More

この記事のほかにも、こんな記事があります。